防水材用語解説 は行

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防水材用語集

防水材用語解説
は行

ピンホール
塗膜やフィルム等にできる極めて小さな貫通した円孔をいう。特に塗膜にできるピンホールは、微細な気泡や異物により発生し、塗膜により被膜し、液相や気相からの腐食を防止しようとする母体への侵食を許す原因となる。
フェノールフタレイン
分析化学でもちいられるpH指示薬の一種で、白色または淡黄色の固体。

フェノールフタレインをエタノールに溶かし、水で希釈したものは酸塩基指示薬としてアルカリ性の検出に用いられ、赤紫色(濃い桃色)を呈する。色の変化は、構造が変わることで起こり、pH<8.3の酸性側で無色、pH>10.0の塩基性側で赤紫色を示す。なお、pH>13.4では、さらに構造が変化し、無色となる。
プライマー
素地に対する塗膜層の接着を強固にするとともに、塗り施工性をスムーズにすることにより、ピンホールや塗りむらの発生を防止することを目的として使用するもの。
ブラスト
圧縮空気の流れの中に、研磨材として乾燥硅砂等を加え、その混合物を被加工面にノズルから高速で吹き付けて表面処理するサンドブラストや、高圧水を吹き付けて表面処理するウォータージェットブラスト等がある。
補強材
連続相であるマトリックスを組み合わせることによって、材料の力学特性を高めるもの。

防食被覆材料では、ガラスクロス(ガラスストランドを所定の太さに合熱したヤーンを製織したもの)やガラスマット(約50mmの長さにカットしたストランドを平面上でランダム方向に均等分散させ、ストランド相互を特殊バインダーで結合させた不織布)等が用いられる。
ポリマーセメント(モルタル)
結合材として無機質、特にポルトランドセメントが主体となり、適量のポリマーを混入して用い、ポリマーの種類、品質、混入量に応じてポリマーの優れた諸性質をセメントモルタルに付与しようとするもの。

ポリマーの種類としてはエポキシエマルション、アクリル酸エステル樹脂等のアクリル系、スチレンブタジエンゴム等の合成ゴム系等がある。
ビニル基
有機化学における基のひとつで、エチレンから水素を1個取り去ったH2C=CH・という構造を持つ一価のもののこと。
フィルム
一般に合成樹脂などの高分子成分など薄い膜状にしたものを指す。
フィルム形成能
フィルム形成することができること。
分岐
ポリマーを構成する連続した分子構造(直鎖)から枝分かれしたもの。
バーサチック酸
アルキル基側鎖構造を持った合成飽和一塩基性酸。
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