ＵＲ都市機構の保全工事共通仕様書認定工法 ビッグサンURB工法

保全工事共通仕様書 2章 防水修繕工事 5節 脱気絶縁複合防水工事（歩行用）
2.5.6 脱気絶縁複合防水（歩行用ポリマーセメント系全面修繕2回目）

2.5.7 脱気絶縁複合防水（歩行用ポリマーセメント系部分修繕）

2.5.6 表 ポリマーセメント系脱気絶縁複合防水工事（庇、架台天端及び立ち上がり部等）の工程
2.5.7 表 ポリマーセメント系塗膜防水工法・密着仕様の工程

下地調査

1. 防水の施工に先立ち、既存塗膜の種類、劣化状況及びその下地の調査を行う。
2. 既存塗膜のふくれ状況を確認する。
3. 既存塗膜の確認試験。
   各棟3箇所以よの付着試験を行い、付着強度が絶縁部は0.1N/mm2、密着部は0.5N/mm2以上あることを確認する
4. 既存塗膜と改修用塗膜肪水材プライマーの付着試験等
   既存塗膜と改修塗膜防水材プライマーの付着試験は、JISK 5600-5-6（塗料の一般試験方法-第5部：塗膜の機械的性質一第6節：付着性（クロスカット法））によるクロスカット法により、各棟3箇所以上行うプライマーは、既存塗膜との付着、防水性能及び剥落に支障がないことを製造所のデータ等で確認する
5. 既存塗膜等の付着強度が所定の強度を得られない場合は、監督員と協議する。

下地処理

1. 既存防水層部のひび割れは、1.0mm未満で周辺部が十分付着している場合、ポリウレタン系シーリング材等を充填し平滑に仕上げる。
2. 既存防水層部の膨れ、浮き、はがれは、カッター等で周辺の脆弱部も含め切除し、下地を十分に乾燥させ、段差にメンテモルタル又は塗膜防水材等を充填し平滑に仕上げる。
3. ほこり、油脂等を除去清掃後、十分に乾燥させる。また、既存防水層部の表面に起きたチョーキングは、プラシ清掃し、除去する。
4. 既存シーリング材が劣化している場合は、全て撤去し、新たにシーリング処理を行う。
5. 既存のルーフドレインは上皿、ストレーナーを清掃し、再設置する。再利用不可の場合は撤去し、改修用ドレインを設置する。
6. 既存脱気装置は清掃し、再設置する。再利用不可の場合は撤去し、新設する。

施工

1. ビッグサンプライマ−＃100を規定の合比で十分混合、撹拌し、規定量をローラー・刷毛等にて均一に塗布する。
2. ビッグサン防水材を規定の配合比で、十分混合、撹拌し、下塗り材を規定量均一に塗布する。
   （ローラー・刷毛等を使用）
3. 下塗り材を塗布後すぐに、ビッグサンクロス（又はクロスV）を浮きの無いように張付け、よれ・しわのないように防水材になじませ、更に中塗り材にて塗付する。クロスのジョイント重ね幅は50mm以上とする。
4. 中塗り材の硬化を確認後、防水材を規定量になるように数回に分けて均一に塗布する。
5. ビッグサン防水材の塗布量が規定量に達し、硬化を確認後、ビッグサントップASを規定の配合比で十分混合、撹拌し、規定量を均一に塗布する。（ローラー・刷毛等を使用）