特長
- ローラーでの薄塗り用途から鏝(こて)での厚塗り用途まで施工が可能です。
※珪砂(6号)を添加することにより部分補修材(50mm厚迄)としても利用可能です。
- 耐溶剤性に優れているため、ウレタン、FRP等の溶剤型塗布材料の下地調整材に最適です。
- 浸透性の高い工ポキシ樹脂エマルジョンを配合しているため、付着力に優れています。
- 乾湿両面に対する塗工が可能で、各種下地への密着性に優れます。
- 強度発現が早く、乾燥を確認後、次工程に移ることができます。
動画で荷姿から混練・塗布・部分補修状況・強度確認をご覧いただけます。
用途
- コンクリー卜、モルタルやその他 各種既存下地(床材、FRP等)の下地調整。
- ウレタン防水材、FRP防水材、その他防水材及び一般の溶剤・無溶剤塗料の下地調整。
- 部分補修用途(50mm厚迄) ※別途、珪砂(6号)を添加。
各種下地との接着性
結果は、各下地にスカイレジンWEを2.0kg/m2塗布し、※JISA 6916耐久性試験を実施した時の値です。
※JIS A 6916耐久性試験
標準養生2週間後、水浸漬16時間 → -20℃4時間 → 50℃4時間を1サイクルとし、これを10サイクル行う。
下地 |
モルタル |
コンクリート |
ウレタン床材 |
ポリエステル系
FRP 防水材 |
エポキシ
ライニング |
付着強さ
(N/mm2) |
3.0 |
3.0 |
2.5 |
2.1 |
2.3 |
破壊状態 |
基材破壊 |
基材破壊 |
WEの破壊 |
WEの破壊
※表面目粗しあり |
WEの破壊 |
下地 |
ウレタン防水材 |
ALC |
ケイカル板 |
大理石 |
金属下地 |
付着強さ(N/mm2) |
0.8 |
0.3 |
0.5 |
0.8 |
衝撃で剥離を起こす危険があるため使用に不向きです。 |
破壊状態 |
基材破壊 |
基材破壊 |
基材破壊 |
基材破壊 |
施工要領
- 下地の汚れ・油分・脆弱部分をブラシ、サンダー、洗剤等で取り除き、下地を清掃してください。
- ペイント用容器等で、主剤と硬化剤を攪拌機(かくはんき)で攪拌し、
粉材を投入します。
(粉材は攪拌状態で投入してください。)
- 粉材投入後、ダマが無くなるまで十分攪拌してください。
- 攪拌後、ローラー、刷毛により、塗布してください。
- 標準塗布量は0.7〜2.0kg/m2 (約0.3〜1.0mm厚)です。
- 2回に分けて塗布すると、よりピンホールの発生を抑えることができます。
(注意事項)
※粘度調整のために粉材の配合量の加減はしないでください。
※一度に3材全てを投入し攪拌しないでください。
※水は添加しないでください。
※吸水の激しい下地では、主剤+硬化剤の混和液(1:1)をプライマーとして塗布すると接着が良くなります。
※環境条件、下地の水分、塗り厚により乾燥時間は異なります。
(塗り厚が厚くなると乾燥時聞が長くなります。)
材料積算
標準塗布量 |
面積× 厚み× 比重 ÷ 荷姿 = 数量 |
スカイレジンWE |
( )m2 x ( ) mm X 2.0 ÷24 = ( )セット |
使用量の目安 : 0.5mm厚の場合、24kgセットで約24m2施工できます。
その他用途
部分補修
・2.0mm〜50mm迄の厚付けをする際には、1セット(24kg) に対し18kg (粉材と同量)を目安に
6号珪砂を添加し、金鏝(かなごて)及びゴム鏝により塗布してください。
※厚塗り施工・欠損部や荒れた下地に金鏝(かなごて)などで摺り込みます。
内部の空気を押し出すために振動を与えてください(叩くなど)。
厚塗り用 |
面積× 厚み× 比重÷ 全体量 × 配合比 ÷ 荷姿= 数量 |
スカイレジンWE |
( )m2 X ( )mm × 2.1 ÷ 42 x 24 ÷ 24 = ( )セット |
6号珪砂 |
( )m2 X ( )mm × 2.1 ÷ 42 x 18 = ( )kg |
使用量の目安: |
10mm厚の場合、WE1セット(24kg)と珪砂18kgで約2m2施工できます。 25mm厚の場合、WE1セット(24kg)と珪砂18kgで約0.8m2施工できます。 50mm厚の場合、WE1セット(24kg)と珪砂18kgで約0.4m2施工できます。 |
塗布間隔
5℃厚塗り(10mm) |
48時間 |
23℃厚塗り(10mm) |
24時間 |
各厚みでのPC板に対する付着強さ
厚み(mm) |
付着強さ(N/mm2) |
破壊状況 |
10 |
1.8 |
材料破壊 |
25 |
1.8 |
材料破壊 |
50 |
1.8 |
材料破壊 |
|