ビッグサン UVシート工法
『環境に配慮したビッグサンUVシート工法(FRPシートノンスチレンタイプ)』
ビッグサンUVシート工法とは、簡単に言えばFRPシートに紫外線(ケミカルランプ、捕虫器用蛍光灯、ブラックライトなど)を照射して硬化させて防水する工法です。
通常、FRP防水といえば2液性であり、主剤(不飽和ポリエステル樹脂など)に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水工法です。
出来上がった防水層は継ぎ目のないシームレスな構造となる半面、2剤を混合した後に放置すると発熱する危険性があり、また施工中(樹脂が硬化するまでの間)は、ポリエステル樹脂に含まれるスチレンが揮散して、臭気が周囲に広がる可能性があります。
これらの問題を検討し開発したのがビッグサンUVシート工法(FRPシートノンスチレンタイプ)です。
UR都市機構の保全工事共通仕様書(13節 浴室防水修繕工事)に定められた「機材及び工法の品質判定基準」の試験を受け承認されております。
このビッグサンUVシート工法の特徴は、次ぎのようになります。
1:紫外線照射により約20分で硬化しますので、施工時間が短くなります。
2:工場生産での均一なFRPシート(1.5mm)のため、現場での配合ミスやピンホール、 厚みのムラ、ガラスマット(ガラス繊維)への未含浸部分がありません。
3:硬化後、すぐに重ね貼りや塗装が可能。
4:紫外線で硬化する為、可使時間に追われることなく施工が可能。
5:ノンスチレンなので、都市ガスにも似た一種独特のスチレン臭はない。
6:厚生労働省の「室内空気ガイドライン」に定められた13の化学物質を使用していない(voc)
7:F☆☆☆☆相当品なので室内での使用が可能(ホルムアルデヒド放散速度 0.1mg/L以下)。
今のところUR都市機構の在来浴室に使用して戴いておりますが、照射装置の改良なども含め硬化速度をUPし工期短縮を検討していきたいと思います。
またこのUVシートは防水だけでなく多岐に渡ると考えており、お客様からご意見を頂戴し用途を広げたいと考えております。
ぜひ一度、弊社営業部までお問い合わせ下さい。