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今月の注目防水工法

ケイ酸質系塗布防水材

ビッグサン GA-1工法

近年、ケイ酸質系塗布防水材の需要やお客様からのお問い合わせが高まってきており、弊社も数年かけて開発に取り組んできました。

 

そして今年の秋にケイ酸質系塗布防水材の新製品をラインナップすることになりました。

 

ビッグサンGA −1工法

日本建築学会「建築工事標準仕様書・同解説JASS8 防水工事」に規定されているケイ酸質系塗布防水材の品質規格(M-301-2014)に適合した新工法です。

 

ケイ酸質系防水材には既調合粉体と水を練り混ぜて用いるI( アイ) タイプとエマルジョンと水、又は再乳化形粉末樹脂が混合された既調合粉体と水で練り混ぜて用いるPタイプの2種類があります。

 

ビッグサンGA-1工法に使用する粉材新製品のビッグサンパウダーP-200はアクリル酸エステル系の再乳化形粉末樹脂が混合された既調合粉体の製品でPタイプになります。

 

この製品はビッグサンGRG工法のようなポリマーセメント系の柔軟性を有する塗膜により下地コンクリートを防水する製品とは異なり、コンクリート表面に塗布する事により、コンクリートの毛細管空隙を充填し、その量を減少させコンクリートの表面を緻密なものに変化させることにより、防水性能を付与するものです。

 

つまり、ビッグサンパウダーP-200と水を混合した材料を塗布することで、製品に含有するケイ酸質微粉末からケイ酸イオンが溶出し、コンクリート中に浸透拡散していきます。

このケイ酸イオンがコンクリートの空隙中にあるカルシウムイオンと化学的に反応してケイ酸カルシウム水和物の繊維状及び針状結晶を生成し、毛細管空隙を充填することで防水性能を発揮します。

 

この結晶は材齢が6ヶ月ぐらいまで数が増加し、さらに下地コンクリートを緻密化させます。 用途についてはコンクート水槽やエレベーターピット、地下構造物の外壁や床等で、塗布する事によりコンクリート躯体の養護と防水に優れた性能を発揮できます。

 

又、1材型ですので非常に使いやすく水だけの混合攪拌で使用することができ、作業性にも優れていますので左官刷毛等で容易に施工できます。

 

ぜひ一度、弊社営業部までお問い合わせ下さい。

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