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今月の注目防水工法

スカイコートWご採用の際に気を付けていただきたいこと

スカイコートWご採用の際に気を付けていただきたいこと

どのような素晴らしい材料であっても誤った使い方をすると正しく性能を発揮できません。スカイコートWをご使用頂くにあたり、いくつかご注意いただきたいことをご紹介します。

発売後、月日を追うにつれお問い合わせの件数、そして出荷量も右肩上がりで増加しております「完全水性1液型透明外壁タイル防水材 スカイコートW」ですが、施工の際には正しくお使いいただくことが求められます。

 

なんでも良いから塗れば良いというわけでは有りません。専門の業者様であれば問題ないことも多いのですが、意外と見落とされがちなこともあります。

 

スカイコートW使い方動画(プライマー編・防水材編・トップコート編)も公開しておりますが、そこでは紹介しきれない部分をご紹介させて頂きます。

 

 

ガラスブロックへの施工で気を付けること

 

ガラスブロックの目地の劣化により亀裂が生じ、そこから漏水してしまう事例が後を絶たないようです。目地に亀裂が生じる理由は、ガラスブロックに使われている目地材の大半がセメント系材料である事が挙げられます。

 

セメントは柔軟性がほぼ皆無です。そのため建物の揺れに追従出来ずにワレが生じることが多いようです。

 

たいていの場合は目地の亀裂箇所に同材料を上から充填することが多いかと思いますが、一時は漏水が止まっても同じ材料ですので、直ぐに亀裂が生じてしまい再び漏水してしまいます。

 

そこで活躍するのがスカイコートWです。スカイコートWは透明外壁タイル防水材ですので、ガラスブロックと目地材をまるごと透明塗膜で被覆するイメージで、線ではなく面で防水を行うスタイルです。

 

最近ガラスブロックの施工についてのお問い合わせが激増しております。

 

・ガラスブロックにスカイコートWを施工し水が漏れない状況を確認出来る動画

 

窓のように一部の開口部にガラスブロックを施工する場合、ガラスブロックと壁面の間には目地が取られます。

 

その箇所には間違いなくシーリング材が施工されています。


青塗りの箇所

 

 

このように、ガラスブロック面を綺麗にしてもシリコン系シーリング材が残っているとうまく施工出来ませんので、注意が必要です。(具体的にガラスブロックへの施工をお考えでしたら、弊社までご連絡ください。)

 

また施工の際には、部分的に試験施工を行い、仕上り感や密着性などを事前に確認されることをお勧めします。

 

 

外壁タイルに施工する場合に気を付けること

 

スカイコートWが一番活躍する素材は外壁タイルです。外壁タイルそのものの割れや経年劣化による目地の割れなどの隙間からの漏水を止めるものです。

 

やはり仕上がりが透明なので意匠性を損なわないことが特長の一つです。

 

もちろん形成された塗膜は伸びも良いですし施工時は完全水性材料なので嫌な溶剤臭も無く、作業者はもとより改修工事にいたっては居住者や周辺への溶剤臭の心配は必要ありません。

 

施工はローラー施工を推奨しておりますがタイルには必ず目地モルタルが存在します。昨今のタイルは昔とは違い1枚1枚張り付けるものではなく、工場であらかじめ有る程度の大きさに張られたタイルユニットを張り付けていくものが大半であり、最後に目地モルタルを充填してタイル工事は終了となります。

 

そしてその目地モルタルが深くなければ、ローラーで施工しても何ら問題は有りません。

 

スカイコートW施工現場の公開動画

 

しかし、中には1枚1枚タイルを貼り付けたものや、意匠的に深い目地を設けているところが存在します。基本的にスカイコートWを施工する上でローラー施工が行える目地の深さは3mm未満と定めています。

 

これ以上深くなると先の動画のようにスーッとローラーを走らせても目地の中まで塗布出来ないことが多い為です。それを無理矢理ローラーで施工してしまうと、押し込むように力をいれることになり、材料を伸ばし過ぎたり、目地の中に材料が溜まって気泡が混じって塗膜が白く濁ってしまったりする可能性があります。

 

ではそういった場合どうすればいいのでしょうか?

 

現場にも依りますがさっと表面だけをローラーで塗布して、目地は再度刷毛で塗っていただくことが賢明かと思います。

 

ところがさらに深い目地、10mm程度のものも存在します。

 

流石にこのような目地を刷毛塗りするとなると手間が非常に掛かってしまいます。

 

そこで、推奨するのが深目地用の透明シーリング材を施工することです。

 

 

深目地用推奨シール材

 

当社では、深目地の透明シーリング材としてオート化学工業株式会社 「オートンクリオNeo」を推奨しております。

 

製品紹介WEBサイト
https://autochem.co.jp/1444/

 

オートンクリオNeoはスカイコートWと同じ様に透明度が高く耐候性にも優れているシーリング材です。

クリオneo 充てんサンプル
目地にオートンクリオNeoを塗布しスカイコートWを施工したサンプル

 

クリオneo充てんサンプル

 

クリオneoの透明度
オートンクリオneoのみをブロック状にして硬化させたものを乗せています。

 

非常に透明度が高いことが伺えると思います。

 

クリオneo厚み=10mm
サンプルブロックの厚みは10mmです。

 

オートンクリオNeoを深い目地に充填し硬化後に、スカイコートWの施工を行うと非常にスムーズに改修施工が行えます。

 

もちろんスカイコートWとの相性や各種性能について弊社にて試験を行い、問題ないことを確認しております。

 

※施工可能な目地の深さについては最大10oとしております。

 

スカイコートWは優れた機能性の透明外壁タイル防水材です。プライマーからトップコートまで全ての材料が1液型で水性である、唯一無二の材料です。

 

とはいえ、誤った使い方をすれば正しく機能しません。また深い目地に無理にローラーで施工しようとすると目地内の材料溜りや白濁が生じて綺麗に仕上がりません。膜厚のムラにもなります。

 

今回は少しマイナーな事例ではありますが、正しくお使いいただけるように情報発信しております。

 

今後もこのような情報を発信してまいりますので、スカイコートWを始め大日化成製品をご愛顧いただきますようをよろしくお願い申し上げます。

 

 

スカイコートWについてはこちらをご覧下さい


↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 


https://www.dainichikasei.co.jp/product/skycoat/

 

 

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