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今月の注目防水工法

タイル目地防水では十分ではない

タイル目地防水だけでは十分ではない!外壁タイルからの漏水を面で防ぐスカイコートW

意外と多い外壁タイルからの漏水ですが、基本的には壁面タイル1枚につき4方向に目地があります。その全てをチェックして漏水を防ぐというのは、あまり効率的ではありません。それを効率的に確実に行うことが出来るのが「スカイコートW」です。

タイルの歴史はかなり古く、エジプトのピラミッドにも採用されているそうです。この場合は外装ではなく内装の装飾に使用されているようです。もちろん当時では貴重品でピラミッドに使用されていることから、王家の象徴だったのかもしれません。

 

特長として、焼き物であることからの堅牢さと、釉薬を塗って焼き込むことで得られる表面の美しさが挙げられます。これらの特長が人々を魅了しています。なかには無釉(素焼き)のものも有りますが、表面の見た目の差であり「焼き物」という事には違いありません。

 

日本では明治以降に多用されてきた外壁タイル

 

元号が明治になり、開国したことから外国の進んだ技術が沢山はいってきました。

 

その中の1つが「タイル」です。

 

大正になった頃、外国からの客人の迎賓館としても使用する目的で建築されたのが、帝国ホテルです。これはあまりにも有名な建築物でフランク・ロイド・ライトが設計したもので、外壁や内装にもふんだんにタイルが使用されています。

 

しかし当時は、建築資材としてはまだ高価なもので一般では使用出来ませんでしたが、昭和後期になり高級マンションで使用されたことから、タイルの美しさや堅牢さも相まって一気に広がりだし現在に至っています。

 

近年では様々な外装材が開発され、タイル貼りは少なくなったとはいえまだまだ多く採用されています。


タイルそのものは堅牢でも目地はモルタルです

 

タイルは外壁の躯体にモルタルを塗り下地を調整してから、貼付用のモルタルを塗りそこにタイルを貼り付けていきます。貼付面積が大きい場合には効率化を考え10枚とか20枚に丁付けされたタイルを貼る方法や1枚1枚貼り付ける方法もありますが、基本壁面に貼り付けるのはモルタルを使用します。

タイル貼付断面図

 

タイルが貼られて固定されると、目地幅の調整などをおこなったうえで目地材を塗り込んで完成するのが一般的です。

 

また施工面積が大きい場合にはエキスパンションを設け、シーリング材で目地を埋めることもおこなわれます。

 

日本は地震国ですのでいつ大きな揺れが有るかわかりませんし、建物の立地条件によっては大型車の通行による微振動も結構有ります。外壁の面積が大きくなるほど、それらの動きに対する逃げ場が無くなるので、エキスパンションを設けておくことで動きを逃がします。

 

シーリング材は早ければ1〜2年で劣化することもあります

 

目地に入れるシーリング材は建築外装用の材料が使用され、ホームセンターで安価に購入出来るシリコンコーキングとは似ていて非なるところがあり、耐久耐候性に優れているものですが、それが何年も続くものではなく対応できる年数に限りが有ります。

 

直射日光が終日当たるような場所や、潮風が良く当たるなど立地環境が悪いところでは、早ければ1〜2年で劣化してしまい、割れや切れが発生してしまうこともあります。

 

目地材もモルタルですので、ひび割れてしまいます

 

エキスパンション以外の目地は目地材で充填しますが、基本的にこれはモルタルもしくは同系統の材料です。

 

これらは仕上がり面の見た目のこともありますが、シーリングと同じ様にタイルとタイルのスキマを埋めて躯体への浸水を阻む役目がありますので劣化や振動による割れには要注意です。

 

ところが、この目地の割れが原因で漏水してしまうことが多いのです。割れる原因はやはり揺れや微振動、タイルの下地となる鉄筋コンクリートの日射熱による膨張収縮の動きに依るものが大きいと思われますが、経年劣化によるものもあります。

 

割れが発生してしまい浸水してもすぐに躯体面に到達して建物内部に浸水することは余程でないとありませんが、下地のモルタルを侵すことから、タイルそのものの浮きの原因にもなり、最悪の場合タイルが剥がれ落ちる可能性も出てきます。

 

タイルが落下して通行人に被害が出てしまった事例もあります。

 

とはいえ、一番深刻に悩まされるのが屋内への漏水です。

 

部屋の壁や天井が水浸しに

 

ある朝ふとみると壁がじんわりと濡れている。天井のクロスが濡れている。等の状況に直面することがあります。原因は壁面からの漏水が大半です。その場合、建築会社に連絡して原因を調べた上で手立てを打つことになるのですが、なかなか原因を特定することが難しいのです。

 

例えばマンションの一室の天井面に漏水している場合、普通は漏水箇所のすぐ裏側近辺を調査します。仮にそこに割れが見つかりシーリング材やモルタルの補修などを行っても一時的には漏水は止まるものの、またすぐに漏れ出すことも結構有ります。

 

それは漏れている箇所がそこ一箇所だけでは無いからです。

 

一番近い箇所を補修しても、そこから少し離れたところからも雨水が浸入していた場合には、時間差で水分が到達して部屋に入ってしまいます。そうなるとまた原因箇所を探して目地の補修を行うのですが、これで止まれば幸いですが、ほかにもまだまだ割れが潜んでいることもあって、なかなか止めることが出来ないケースも多々あります。

 

「面で止める」という発想

 

止めても止めても止まらない、イタチごっこの原因は浸水箇所が幾つもあるからに他なりません。ではどうするのが最善策でしょうか?

 

このパターンになった場合にまず考えられる手立てとして

 

1.シーリング材を全面やりかえる
2.目地モルタルを全て補修する

 

これくらいしかないと思われます。

 

また別のアプローチから、浸透性撥水剤を塗布するという事も考えられると思います。しかし浸透性撥水剤は現在有る割れには有る程度有効かもしれませんが「新たに発生する割れ」には対応出来ません。

 

ここで注目されるのが、透明防水材であるスカイコートWです。

 

スカイコートWは「オール水性1材型の透明防水材」です。
防水材というと床面を想像しがちですが、壁面に対応するのがスカイコートWなのです。

タイル目地防水ではなく、面で覆う防水材

漏水箇所が複数であっても図の様に面でブロックしてしまえば、浸水の心配はありません。

 

 

透明なのでタイルの意匠性を損ないません

 

まずはこの動画をご覧下さい

 

 

このように透明ですので既存タイルの意匠性を損なわずに担保出来ます。つまり折角高級感を醸し出すタイルなのに、モルタルや外装材を全面に塗ってしまったら?もちろんタイル面の意匠性はなくなります。しかしスカイコートWなら、塗膜が透明である事から、そもそもの下地を透かすことが出来、デザインに影響は有りません。

 

もちろん、防水材ですので漏水することもありません。

 

伸びて縮むスカイコートW

 

どれくらい伸びて元に戻るのか?こちらの動画をご覧下さい

 

 

このように強靱な伸びがあります。伸びるだけではありません、元のサイズに戻るのです。

施工後に新たに発生すると思われる割れにも追従しなければなりません、先の撥水剤ではそれが出来ないとお伝えしましたが、スカイコートWでは上の動画のように伸び縮みしますので揺れにも追従し、万が一タイルや目地が割れることで隙間が生じても、塗膜が伸びて追従します。

 

もしこれが固い材料であれば下地にひび割れが発生すれば一緒にぱっくりと割れてしまうことでしょう。

 

タイルが割れても追従する強靭塗膜

 

極端な例ですが、ガラスにスカイコートWを塗布しガラスを割って漏水するかを試した動画です。

 

 

このように強靱な膜面を保持するので万が一下地が割れても、水漏れが始まることは非常に考えにくいです。

 

密着もよく塗布したタイルと剥がれると言うこともありません(標準施工要領にそったプライマーを使用して施工を行った場合)

 

これが面で漏水を止めるという新しい壁面防水材です。

 

既存タイルの意匠に応じ「ツヤあり」「半ツヤ」「ツヤ消し」をご用意

 

幾ら透明でもツヤの度合いによってはまったく違った仕上がり感になる事があります。無釉のタイルにツヤありを塗るとこれまでツヤが無かったものにツヤが付加されるので、イメージが変わってしまいます。その逆もしかりです。

 

そこでスカイコートWのトップコートには「ツヤあり」「半ツヤ」「ツヤ消し」の3種類をご用意しております。

スカイコートWトップのツヤあり・半ツヤ・ツヤ消しの写真

 

このサンプル画像では同じタイルを使用しておりますので、それぞれ全く見た目が違う事が確認出来ます。

その為、施工する既存の外壁タイルに応じたツヤをお選び頂けます。

 

※ツヤ消しは受注生産品ですので、お求めの際には納期をご確認ください。

 

1材型で作業効率も抜群に良い

 

どんなに良い材料であっても作業が煩雑であればコストも掛かってしまいます。


2材・3材型の材料の場合、材料の配合比率に気を配り、計量した上で撹拌する必要があります。また、配合比率を誤ってしまう可能性も有ります。その場合正しく機能しません。

 

スカイコートWの場合、使用する材料はすべて1材型ですので計量や撹拌の必要が無く、配合比等を気にせず作業が行なえ、作業者にとっても楽でやさしい外壁タイル用透明防水材なのです。

 

オール水性なので溶剤系材料のような嫌な臭気がありません

 

スカイコートWを施工する場合、大半は「改修工事」での使用です。そのためマンションであれば生活している人がいる中、ビルであれば事務所やテナントが入居している中での作業となります。

 

もしこれが溶剤系材料であれば独特の臭気が発生します。

 

それが居住者や入居者がいる室内に漂ってしまうと、不快なだけではなく健康被害が発生しかねません。なにより作業者は有機溶剤の管理や臭気から身を守る手立てをしつつの作業となります。

 

しかしスカイコートWは全ての材料が水性ですので、有機溶剤の様な嫌な臭気がありません。とはいえ完全な無臭では無く、材料に鼻を近づけると仄かに樹脂の臭いがします。とはいえ普通にしていれば全く気にならないレベルで、大抵の方が不快に感じることはありません。

 

その為、これまで居住者のいる中でスカイコートWを採用し、改修工事が行われた現場で臭気に関するクレームは一切ありません。また作業者の方々も有機溶剤を使用することに比べると遙かに作業しやすく、居住者や入居者に気遣いをする事なく安心して作業に集中出来ると好評を頂いております。

 

漏れた箇所を一時的に止める作業も大がかりにならず良いかもしれません。もしかしたらそこだけで止まるかもしれません。とはいえ今後、未施工箇所から漏水が発生する可能性もありますし、一時的、部分的な補修では入居者や居住者が安心して過ごすことが出来ません。

 

安心して生活や建物の入居を続けられるように、パッチをあてるような補修よりも、外壁タイル面全てに防水を施し、かつ意匠性も担保する、スカイコートWを是非ご採用頂ければ幸いです。

 

スカイコートW紹介ページはこちらです

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

https://www.dainichikasei.co.jp/product/skycoat/

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