ポリマーセメント系塗膜防水材ビッグサンが水系エマルションにこだわる理由

地球環境に優しい屋上緑化材・防水材・防食材、ビッグサンのお問い合わせは、06−6909−6755へお問い合わせください。

水系エマルション

大日化成株式会社 HOME 商品紹介 ダウンロード 会社案内 資料請求 見積依頼
HOME > 商品紹介 > ビッグサンが水系エマルションにこだわる理由

ビッグサンが水系エマルションにこだわる理由

全ては、人に優し、地球に優しい。から始まりました。

 

大日化成は1972年シーリング材の製造会社としてスタートしました。創業者は、シーリング材の施工を中心に、株式会社美作という防水工事業を営んでいた現会長・社長の父、小林静雄です。

 

スタートは茨の道で、創業後すぐにオイルショックで物不足に見舞われ、翌73年にはその反動から在庫過多となり、大変な売れ残りを経験しました。

 

その後、4〜5年は順調に業績が伸ばせたものの、市場の拡大と共に、大メーカーでひしめくシーリング材メーカーの低価格競争のシェア争いに巻き込まれ、利益の確保が厳しくなり、先行きが不透明な状況になってきました。

 

このままでは、じり貧になるという状況に中、あれこれと新商品を模索していた中、救いの神が現れました。仕入れ先だった、日本合成化学からエチレン酢酸ビニルやアクリル系エマルジョンを使った水系の防水材の提案でした。

 

現会長の小林知義は、大学時代に父の稼業の防水工事業(株式会社美作)を手伝っていた時代、エポキシ系防食材やウレタン系の防水材に使用されていたシンナーやトルエンで、酔っ払った嫌な思い出があり、臭いのしない水系の防水材ができれば、自分の経験上、環境にやさしいだけではなく、作業者にも喜ばれると思いました。

 

だが、当時は業界では、水系の防水材で本当に大丈夫なのだろうか。水系だけに最終的には水に溶けてしまうのではないかと不安がられていました。多くの人達の不安を払拭するためには、実績を積むしかないと覚悟を決めて、小さな現場から、少しずつ使っていただけるように売り込んでいきました。

 

将来の展望が拓けた一つの契機

将来の展望が開けたのには、ひとつの契機がありました。

 

仕入れ先だったヘキスト合成(日本合成化学と西独ヘキストの合弁会社)から、大久保芳博さんが技術顧問として当社にきて頂けるように事になった事です。大久保さんは、日本におけるエマルジョンの第一人者とも言える方で、当社の技術陣は大久保さんより指導を受けながら、色んな形で性能の裏付けを取り、ビッグサンを進化させて行きました。

 

ヘキスト合成というエマルジョン樹脂のトップメーカーと二人三脚で開発できたことも、当社にとっては恵まれた環境だったと思われます。技術的に確信が持てたことが、大きな自信につながり、大阪府水道部の浄水場の防水を受注する事ができました。3万uを超える大型物件を何現場か受注しました。

 

これらの浄水場の現場調査を、施工後15年〜20年経った最近行いましたが、防水層は、ほぼ健全ですが保護層が劣化しているという状況が確認できました。その為の改修工事がこれから始まるというところです。

 

20年間オゾン水に浸かりながら、溶けて流れていなかった事は驚異的だとさえ思われます。

 

「人に優しく、地球に優しい」というのが当社のコンセプトですが、更に自信が持てた出来事があります。というのはシーリング材に多く使用されていた、PCBやアスベストが、作業者の健康を害するという事で使用禁止になった事です。

 

PCBは寒さにも暑さにも強い、夢の可塑剤として、多くのゴム製品に練り込まれていました。非常に耐候性、耐久性に優れていると言うことで、殆どの製品に使用されていました。しかしその耐久性が優れているという事が欠点になりました。何かの拍子で人の体内に入り込むと腐らないでずっと残ってしまうという事でした。

 

また、アスベストについてもその問題点が指摘されました。アスベストは建材を始め、ありとあらゆる製品に使用されていました。熱に強く、火に強く、耐候性、耐久性に優れ、しかも安価であるという夢の原料でした。だが、ご存じのように耐久性が優れているために、吸い込むと肺に刺さり腐らないで、取れなくなるという困ったしろものである事が判明しました。

 

つまり、耐久性に優れているというのも、それなりに、問題を含んでいるのだと理解されるようになってきたのです。

 

評価の基準が、

1.性能

2.耐候性

3.耐久性

 

だったものが、性能の前に、

1.環境に優しい

2.人に優しい

 

という二つの評価が優先される時代がきたと思われます。世の中の基準の方が、当社のコンセプトに近づいてきたように感じます。

 

防水材として、最初にエコマークを取得したのは当社のビッグサンです。

 

特定化学物質を含まない防水材として、また、フォースターの評価を持つ防水材として、塗膜防水材としてはユニークなポジションにあります。建築業界の人達から、塗膜防水材といってもウレタン防水ほどの伸びがないという指摘もありますが、その部分は工法で充分カバーできると思っています。

 

通気緩衝工法のRX工法は、人と環境に優しいのはもちろんの事、JASS―8のメンブレン性能評価9項目をクリアする理想的な防水工法です。是非、採用して頂きたいと思います。

 

当社は「人に優しく、地球に優しい」というコンセプトを大事に、性能的にも、工法的にも、更に、ビッグサンを進化させて行きたいと思っていますので、今後ともご愛顧の程、よろしくお願い致します。

 

 

お問い合わせは東京03-3436-3801大阪06-6909-6755 メールでのお問い合わせはここをクリックしてメールフォームをご利用下さい。

ビッグサン・防水関係の お問い合わせはここをクリックしてメールフォームをご利用いただくか、お電話でお願いいたします。

(C) 2007 屋上緑化 防水材 DAINICHI CHEMICAL CO.,LTD. 
ホームページ制作管理・株式会社アルトスター