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スカイコートW 使用上の注意事項
A・材料について
- (1)材料の保管
- 1.材料の保管は、気温5〜35℃で密封のまま直射日光を避け、屋内に保管して下さい。
- 2.残った材料の中に使用したローラー等を入れたまま長期間保管しないで下さい。
- 3.材料開封後は出来るだけ早く使用してください。
- (2)材料の取扱い
- 1.作業時は材料が眼や皮膚に付着しないようにし、必要に応じてマスク、保護メガネ、手袋等を着用して下さい。
- 2.材料が眼に入った場合は、直ちに多量の水で15分以上洗い、出来るだけ早く医師の診察を受けて下さい。
- 3.材料が皮膚に付着した場合は、直ちに石鹸と多量の水で洗い落し、刺激が残った場合は医師の診察を受けて下さい。
- 4.材料を誤って飲み込んだ場合は、出来るだけ早く医師の診察を受けて下さい。
B・施工について
- (1)下地処理
- 1.タイルの剥離部、浮き箇所、ひび割れ箇所は、事前に張り替え又は、エポキシ注入・シーリング材充填などの補修処理を行ってください。
- 2.3o以上の深目地の場合、浅目地になるよう埋め戻し、モルタル目地を十分に乾燥させて施工して下さい。
- 3.小口端末等のシーリング材は、定期的に点検を行い、劣化状況に応じて打ち替えて下さい。
- 4.タイル壁面洗浄の際にフッ酸、フッ化アンモニウム系洗浄剤を使用の場合、洗浄剤が残留していると白濁の原因となりますので、使用後は高圧洗浄等でよく下地を洗い流してください。
- 5.油汚れ・排気ガス汚れ及び析出、固着したシリカ分やカルシウム分を市販のタイル用洗浄剤を用いて洗浄して下さい。洗浄後は、洗剤が残らないように、高圧洗浄等でよく下地を洗い流してください。
- 6.既存タイルの汚れが酷い場合は、透明度の高い樹脂で被覆されるため、汚れが閉じ込められた状態となり、施工後の対処は不可能となります。事前にタイル清掃を行った上で、施工して下さい。
- (2)施工条件
- 1.気温が5℃未満または、35℃以上(タイル表面温度5℃未満45℃以上)および湿度80%以上の場合、塗料の造膜等に支障をきたす場合があるため、施工を中止して下さい。
- 2.降雨、降雪の恐れのある場合は施工を避けて下さい。
- 3.常に結露が発生する時期、地域での施工は避けて下さい。
- 4.タイルが接地面から貼られている場合、接地面から10p程度は防水材の塗布を避けて下さい。
(タイルの接地面から10p程度は、プライマーとトップコートのみ塗布して下さい。)
- 5.花壇や擁壁等、裏面から湿気の供給が予想される部分への施工は避けて下さい。
- 6.吸い込みの大きいタイル(レンガタイル等)、ラスタータイル(パール調)、光触媒が施されたタイルへの施工は避けて下さい。
- (3)施工上の注意点
- 1.各材料の塗布時にタイル目地部に溜まり(白く残る)があるまま硬化してしまうと、塗膜に割れが発生する可能性があるため、溜まりの無いように塗布して下さい。
- 2.材料が未硬化時に降雨に遭うと、塗膜の白化やひび割れが発生する事がありますので、材料が硬化するまでの天候や作業時間に十分注意してください。
- 3.既存シーリング材の上から施工する場合や、シーリング材の打替えを行う場合、シーリング材の材質によっては不具合が発生する場合がありますので、弊社営業部へお問合せ下さい。
- 4.スカイコートWは透明度の高い樹脂ですが、タイルの種類によっては見た目が大きく変わる場合がありますので、サンプル板、試験施工等で事前に承認を頂いた上で、施工を行って下さい。
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