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ビッグサン防水材 使用上の注意事項と維持管理
A・材料について
- (1)材料の保管
- 1.直射日光を避け、5〜40℃の風通しの良い屋内で保管して下さい。
- 2.液材の保管は密封状態で行い、開封後は全量使用して下さい。
- 3.粉材は床への直置きを避けて、パレットなど架台を用いて下さい。
- 4.粉材は雨露を避け、風通しの良い、湿気の少ない屋内で保管して下さい。
- (2)材料の取扱い
- 1.作業時は材料が眼や皮膚に付着しないよう、必要に応じて保護具(眼鏡、手袋等)を着用して下さい。
- 2.材料が眼に入った場合、清水で擦らないように洗い流し、医師の診断を受けて下さい。
- 3.材料が皮膚に付着した場合、清水で洗い流し、刺激が残った場合は医師の診断を受けて下さい。
- 4.材料を飲み込んだ場合、清水によるうがい等で咽喉部を洗った上で、医師の診断を受けて下さい。
B・施工について
- (1)下地処理
- 1.防水下地コンクリートの表面は金ごて押さえを標準とします。
- 2.施工前に下地の清掃を入念に行い、接着不良の原因となるレイタンス・油脂類・汚れ等を除去して下さい。
- 3.下地の平面度が劣悪の場合は、下地調整材で調整してから施工して下さい。
- 4.下地の勾配は適切にとって、水たまり等がない様にして下さい。
- (2)施工条件
- 1.気温が5℃以下の場合や、施工後降雨の恐れがある場合は施工を避けて下さい。
- 2.地下等の閉塞された場所で施工する場合は、換気装置や除湿機を使用して湿度を下げて施工して下さい。
- 3.降雨等で下地が過度に濡れている場合は十分拭き取ってから、施工して下さい。
- (3)施工上の注意点
- 1.規定の混合比率を厳守し、十分な撹拌混合を行って下さい。
- 2.混合した材料は可使時間内に使用して下さい。
- 3.一度に規定量以上の厚塗りは避けて下さい。
C・維持管理について
- (1)各仕様共通事項
- 1.先端の鋭利なもの等で防水層を傷つけないようにして下さい。(スコップによる雪掻き、スパイクシューズによる歩行等)
- 2.防水層の清掃には、デッキブラシや金属タワシ等の使用は避け、ホウキ・布ウエス等で清掃してください。
また、洗剤を使用する場合は、中性洗剤を使用して下さい。高圧水洗浄機を使用する場合は、圧力を弱めて塗膜を傷つけないように注意して下さい。
- 3.防水層の上で物を燃やしたり、熱を加えたりしないでください。(火気の使用、煙草の吸い殻の投げ捨てや花火、溶接作業、スチームクリーナー等)
- 4.防水層の上で油・薬品・ガソリン・溶剤等をこぼすと防水層の変色・膨潤等させる事がありますのでこれらを用いた作業を行わないで下さい。
- 5.異常を発見した場合及び漏水が発生した場合は、ただちに請負業者へご連絡ください。異常の発生を連絡せず放置した場合は、保証書による保証の対象外となりますのでご注意下さい。
- 6.保証対象範囲の防水層の上に新規に何か設置する場合や改築工事等をされる際は元請業者へご連絡下さい。
- (2)屋外・屋内露出仕様
- 1.防水層の上に重量物等を置かないでください。また、防水層の上で重量物(例:エアコンの室外機等)を引きずらないようにして下さい。
- 2.防水層の上に人工芝、ビニルシート等を敷き詰めて使用すると蒸れによりトップコートが剥がれる場合がございます。
- 3.屋上やバルコニー等において、排水溝、ドレン廻りを定期的に清掃し、詰まりによる浸水の無いよう土や枯葉などのゴミを除去して下さい。
- 4.トップコートを塗り替える事により防水層の耐久性の向上が期待できるため、トップコートの塗替え(有償)を5年程度で行って下さい。
- (3)水槽類・地下仕様
- 1.水槽の場合、殺菌消毒に使用する次亜塩素酸ソーダ等は、高濃度の添加はお避け下さい。
- 2.池やpH管理が必要な水槽の場合、清掃後、水張りによるアク抜き処理を必ずおこない、水質を確認してからご使用下さい。
(使用可能な水質になるまで、アク抜き処理を繰り返し行って下さい。)
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