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今月の注目防水工法

タイル目地シーリング材の劣化抑制効果にも最適な外壁タイル防水工法とは

タイル目地シーリング材の劣化抑制効果にも最適な外壁タイル防水工法とは

タイル目地には弾力性のあるシーリング材が使用されますが、条件によっては数年で劣化してしまう場合があります。その劣化を抑制する効果が期待出来るのが外壁タイル防水材スカイコートWなのです。

昨今の技術革新で、塗料や印刷(プリント)技術が発達し、様々な意匠性に凝ったサイディングパネル(ボード)が販売されています。磁器タイルに比べてかなり安価であり施工性も良く建売住宅などでは多用されていますが、一見美しく見えても焼き物である磁器タイルには敵いません。

 

質感や堅牢性からの普遍的な美が建物の価値観を高めることから、現在でも外壁に磁器タイルが採用されることは少なくありません。

 

土を高温(約1300℃)で焼き固めて作られるため、石と同じ様な無機質となり、雨や風・紫外線などの自然環境に起因する劣化がほぼありません。また耐久性だけではなく耐火性にも富むので、防災の観点からも多用されています。

 

磁器タイルのデメリット

 

外壁タイルとはいえ良いところばかりではありません。美しく堅牢という一見良いところに見えるのですが、逆に致命傷的なところもあります。

 

堅牢(固い)と言うことは脆いという一面性もあります。建物とくに高層になればなるほど耐震性を重要視しなければなりません。最近では免震構造を採用する建物も多いですが、全体数から見ると耐震構造のほうが多いようです。

 

耐震とは、揺れに耐える構造ということですので建物は揺れます。免震や耐震は大きな揺れに対しての策と感じる事が多いでしょうが、人体に感じる地震ほどではない揺れは日常に生じています。

 

よくあるのは強風ですが、気象条件や環境にもかなり依存しますので建物全てにというわけではないようです。また幹線道路など交通量の多い道路にそった建物では、大型車の通行の影響で揺れることも少なくありません。

 

そうしたわずかな揺れに対して意外と弱いのがタイルなのです。

 

ではそれをどうして回避しているのでしょうか。

 

外壁タイルの目事施工事例

写真の矢印のように、目地を施しています。目地(隙間)をつくることで、下地の動きからタイル同士が衝突して破損することを防いでいるのです。

 

タイル目地が揺れるとタイルが破損する解説図

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図のように、タイル同士をぴったりに貼り合わせると逃げがありませんので、下地が動くとタイル同士が干渉して剥離や破損(欠損)してしまいます。

 

そのためタイル同士の隙間を空けて貼り付けることで、下地が動いても割れたりしないように工夫されています。

 

昨今のタイルは工場で有る程度の枚数がまとまったシート状になっている事が大半で、パネルを貼り付けるような感覚で施工されることが一般的ですが、そのシート状の纏まったタイルの集合体はピッタリと貼り合わせ、3~4m程度離れたところに深めの大きな伸縮目地を設定します。(写真の赤矢印)

 

目地シーリング材は意外と早く劣化します

 

目地がむき出しだと下地に浸水してしまいますので、伸縮目地には弾力性のあるシーリング材を施します。弾性があると揺れにも追従しますし、劣化するまでは防水性もあるためです。

 

磁器タイルは焼き物ですので環境にほとんど左右されることなく、大きな衝撃でもない限りそのものが酷く劣化することはほぼありません。

 

それに対して、シーリング材は時間が経てば大きく劣化していきます。直射日光がよく当たるなど環境条件が悪い場合には、数年で劣化してしまいます。

 

劣化するとボロボロになるわけではないのですが、痩せほそったり膨れてしまったりすることもあります。またひび割れてしまうこともあります。痩せてしまうと隙間が生じるので、そこから浸水する原因になりかねません。

 

そこで長くても10年、できれば5年位を目処にシーリング材を打ち替える必要があります。

 

シーリング材の撤去は重労働です。まずはカッターナイフなどで目地の端に切り込みを入れ抜いていきますが、残るところもあるのでそれらをきっちりと取り除かなくてはなりません。これが結構手間です。

 

 

外壁タイル面からの漏水

 

弊社によくあるご相談で、何らかの原因で下地の影響を受けタイルにひび割れが生じており、そこから浸水していると思われたので補修したが、やはり漏れてくる。ということが少なからずあります。

 

外壁タイル面のどこかから浸水して屋内に漏水してしまっているが、原因を突き止めかねている場合があります。

 

最初に疑うのは目地に施されているシール材の劣化によるひび割れや痩せてしまったことから生じた隙間から浸水しているものです。

 

そこで足場を組んで大がかりな、目地のシーリング材補修が行われます。規模にもよりますが、時間も費用もかなり掛かると思われます。

 

ところが、シーリング材をやり替えてもまだ漏れてくる。ということが少なからずあります。

 

面で防水するという工法

 

タイル間の目地をしっかり補修しても浸水(漏水)するということは、タイルがどこかで破損していることが疑われます。明らかに目で見てわかる様な破損であれば補修もしやすいですが、ヘアクラックといわれる判りづらい細いひび割れでは、漏水箇所の特定が困難です。

 

タイルの裏まで浸水し乾湿や温度変化が繰り返されるとやがてタイル接着剤や躯体コンクリートの劣化・膨張によりタイルの剥落につながります。

 

そこで活躍するのが、タイル面全てに防水を施すという工法です。

 

つまり面で防水を行うと言うことです。

 

ここで危惧されるのが、折角の美しいフォルムの外壁タイルなのに、防水を施すと美観が損なわれてしまうということです。

 

 

完全水性の透明防水材スカイコートW

 

スカイコートWは、プライマー・防水材・トップコートの3層からなる防水工法ですが、全ての材料が水性で、かつ無色透明なのです。

 

つまり下地の外壁タイルの意匠性を損ないません。

 

トップコートも下地の外壁タイルの意匠に合わせて、ツヤ消し・半ツヤ・ツヤありの3通りをご用意しておりますので、たいていの外壁タイルの意匠性を損なうことは有りません。

 

防水性だけでなく下地の動きに追従する伸縮性があります

 

まずはスカイコートW概要動画をご覧下さい

 

 

スカイコートWの塗膜がいかに強靱であるかをご覧下さい

 

 

スカイコートWがどれだけ強靱で優れた防水材であるかがおわかりいただけたかと思います。またこの動画をご覧になり採用に踏み切った施主さまも少なくありません。


スカイコートWの優れた点については過去の記事でも掲載しておりますので、目を通していただければ幸いです。

 

スカイコートWと類似製品との大きな違い

 

浸透性撥水剤とはカテゴリが違いますので比較対象には出来ませんが、浸透性撥水剤では目地を含む表面のひび割れに追従出来ないので、ひび割れが原因で漏水した場合には対策にならない場合が多く、スカイコートWのような塗膜を形成する透明の塗布防水材が賢明と考えます。

 

塗膜を形成する他社様の類似製品がいくつかありますが、同じ様に透明で意匠性も損なうことも少ないようですが、スカイコートWが大きく違う点が一つあります。

 

外壁タイル防水は新築時に施工を行う事は非常に少なく施工されるのは、新築後少なくとも数年は経過している場合が大半です。

 

場合によっては10年近く経過していることもあります。とくに官公庁や大規模マンションなどの場合であれば、あらかじめ10年で大規模改修を計画されていることが大半です。

 

そのため、目地に施されているシーリング材も打ち替える事が一般的です。

 

旧来の目地のシーリング材を撤去し欠損箇所を補修した後、防水材を施工するわけですが、新規の目地のシーリングはどのタイミングで行うのか?ということが考えられます。

 

他社様の類似製品では、「目地シーリングを防水材施工後におこなう」ものが大半です。

他方で、スカイコートWは「目地シーリングを先に行う」ことが可能です。

 

目地シーリングが先か防水材が先か?

 

後から施工する場合には、仕上がった防水層の上にマスキングテープを貼り施工することになりますので、少なからず防水面になんらかの影響を与えてしまう可能性があります。

 

もちろん、マスキングテープの接着剤は貼って剥がすタイプですので施工して間もないところにマスキングテープを貼る事による影響は微々たることかもしれませんが、作業時に防水面に不用意に触れてしまうこともあるでしょう。

 

またシーリング材のプライマーは溶剤なので防水塗膜への悪影響も考えられます。

 

なにより、一番問題になるのが後施工したシーリング材です。

 

シーリング材が傷む原因は風雨などの環境に依存

 

シーリング材は良く出来ていると思いますが、雨風や温度差、直射日光に弱い傾向があります。
直射日光を遮ることは困難ですが、風雨から守ることは出来るのでは無いでしょうか。

 

つまり、シーリング材を先に施工した上で防水材を施工すれば直射日光による温度に関しては、あまり変化はないかもしれませんが、紫外線の影響は防水層があるのでかなり軽減されます。

 

また、防水材で覆われているため風雨の影響もありません。

 

後施工の場合には、外気に晒されているのでまた数年経てばシーリング材が劣化してしまい改修工事が必要になることでしょう。

 

後から施工し数年後にシーリング材の改修が必要となり実施された場合、まずは既存のシーリング
材を撤去しなければなりませんので、その際に防水層を傷めてしまう可能性もあります。

 

しかし、先に施工すればシーリング材の劣化をかなり遅延させることが可能で、環境条件によっては次回の防水材の改修まで手つかずのままでいける可能性もあるでしょう。

 

このように、オール水性で安全且つ安心に施工出来、全てが1材で施工性も良いスカイコートWですが、材料の性能だけではなく、施工全般に目をやり「先に目地シーリングを行える」という利点にも注目していただければ幸いです。

 

なお、使用するシール材は主要メーカーの様々な成分のシーリング材を用いて、弊社岡山工場にて曝露試験を行い、耐候性等を確認しております。(丸5年が経過し、現在も継続中)一般的に建築材料で使用されている主要メーカーの変成シリコン系ノンブリードタイプの材料であれば問題ないことが確認されております。

 

使用するシール材についての詳細は、営業部までお問合せ下さい。

 

※参考  屋外ばく露5年経過後(某メーカー製2成分形変成シリコン系ノンブリードタイプ)

シーリング材露出
シーリング材をスカイコートで被覆

 

 

スカイコートW紹介ページはこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
https://www.dainichikasei.co.jp/product/skycoat/

 

 

(C) 2007 屋上緑化 防水材 DAINICHI CHEMICAL CO.,LTD.