タイル張り面の、透明外壁防水材
近年の建造物の外壁はタイル仕上げが採用されている事が多く見受けられます。
タイル自体は、耐候性、耐久性、防火性、防水性に優れているという特徴があり、外壁の仕上げ材として最も適しているともいえます。 また、塗装に比べて重厚で高級感のある意匠性や、定期的な塗替え等が不要でメンテナンスコストが低く抑えられることも人気の一要因と言えるのではないでしょうか。
ただ、タイル仕上げにも欠点が有ります。地震などによる建物の動きや、気候など温湿度の差による伸縮応力、タイル目地モルタルの経年劣化など様々な要因によって、タイル・目地・下地モルタルがひび割れたり浮きが発生する事が有ります。
本来ならば、タイルによって保護されている構造物も、ひび割れ部やタイル目地から雨水等が侵入することで漏水の発生や、エフロレッセンスによる汚れ、コンクリート劣化の進行、タイル・モルタルの浮きや剥落を引き起こすことになりかねません。
こうなると、適切な補修が必要となってきます。 外壁補修方法としては、浮き・ひびわれ部の樹脂注入、タイルの部分張り替えなどがありますが、タイルの色違いなどが出てしまうため元々の美観と異なってしまい、見た目も良くありません。
また、タイル目地からの雨水侵入は浸透性吸水防止材などで対応できるものの、長期に及ぶ効果は期待できません。
そこで今回、既存タイルの意匠をなるべく損ねることなく簡単な塗布作業により防水性を付与し剥落予防にも寄与する事ができる「スカイコートW」を新たに開発致しましたのでご紹介させて頂きます。
「スカイコートW」は、透明性と柔軟性、耐久性を兼ね備えた防水塗膜を形成するため、
(1)既存下地(タイル仕上げ面等)の風合いを生かすことができる
(2)下地追従性に優れた柔軟かつ高強度な防水塗膜が外壁からの雨水の侵入を防ぎ、長期にわたり建物を保護することができる。
といった効果が期待できます。実は、これだけならばすでに市場に似たような外壁用透明保護工法が存在しているのですが、これまでの同等工法と異なる点として、
(A)使用材料(プライマー、防水材)はすべて1液、完全水系材料で構成されており、居住者・作業者・環境にやさしい。
(B)防藻・防かび対策がなされている。
という特徴があります。また細かい説明は避けますが、伸びや引張強さ等の塗膜物性も非常に優れたものとなっています。
透明外壁防水材「スカイコートW」 、きっと皆様の要求にお応えできる製品であると考えております。是非ご期待ください。
ぜひ一度、弊社営業部までお問い合わせ下さい。