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今月の注目防水工法

GA-1工法

コンクリートを緻密化し、躯体そのものに防水性をもたせる
ケイ酸質系塗布防水材

コンクリートは緻密で強度もあり対応年数も長い。そしてなによりも、安価であるうえに施工が安易であるので、建築物・道路・ダムなど至る所で使用されています。

また、引張に弱いという特長(弱点)を補填するためには鉄筋を入れ強度を増しこれに対応しています。

 

コンクリート自身には透水性があるので、防水が必要になります。そこで活躍するのが、ビッグサンをはじめとする塗膜防水。そして、上から透水性のない薄い塩ビシートを貼るシート防水やアスファルトをしみ込ませた不織布を貼り合わせるアスファルト防水などが、一般的に使用されているのは、ご承知の通りです。

 

ところがこれらは地面より上の用途、つまり建物内に雨などが入り込まないようにする目的の防水ですので主に屋上やバルコニーなどで使用されます。

 

他方、地面より下側、つまり地下部分にも建築構造物は存在します。地上と同じくコンクリートが使用されているので、地下水や湧水が建物の中に入り込んでしまうので、防がなければなりません。しかし、地上とは全く環境的条件が違います。

 

アスファルトやシート防水などの場合には、水分があれば密着しません。水と油ですからね。しかし、地中では地下水などが無くてもつねにジメジメしていると言っても過言ではないくらい、湿気水分が存在します。

 

その為、地下の防水、ピット周りや貯水槽などは、湿潤状態でも施工が可能なエマルション系の防水材が使用されます。つまりビッグサンですね。

 

ところが、そこまでしなくてもコンクリートに少し手を加えてコンクリートそのものに防水機能を持たせようと考え出されたのが、ケイ酸質系塗布防水です。

 

ケイ酸質系塗布防水材料を直接コンクリート面に塗布するもので、塗布後は成分の一部がコンクリートに浸透していきます。浸透するためにはいわゆる呼び水が必要になるので、乾燥しているコンクリートを湿潤状態にしてから塗布するのも特長です。そのため、地下のピットや水槽で完全に乾燥できないような環境でも施工が可能です。

 

また施工もハケ、コテ、吹きつけなどでおこなえるために、大がかりな工事も必要なくおこなえるのと、広大な面積の場合には塗るだけなので手早く終えることも出来ますので、全体的に工事費を安価に抑える事が可能です。

 

反面、高温になってくると透水性が悪くなってくる性質から外部(地上部)ではあまり使用されず、地中での使用が大半です。最近では住宅の基礎部のコンクリートに塗布されることも多いようです。

 

面積が広大な雨水槽での需要が多く、広く使用されています。

 

そういった背景から、大日化成でも数年かけて開発に取り組んで、ケイ酸質系塗布防水材としてビッグサンGA −1工法をラインナップしております。

 

日本建築学会「建築工事標準仕様書・同解説JASS8 防水工事」に規定されているケイ酸質系塗布防水材の品質規格(M-301-2014)に適合した工法です。

 

1材型ですので非常に使いやすく水だけの混合攪拌で使用することができ、作業性にも優れています。

 

※水槽内に有機酸が発生するような厨房排水などでは使用出来ませんのでご留意下さい。

 

GA-1工法についてはこちらをご覧下さい

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https://www.dainichikasei.co.jp/product/bigsun2/bigsun2_kouhou.html#GA1

 

 

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