PCオートクリーンとは、スレート屋根塗装工事の際に、屋根にたまったチリ・ホコリを飛散させないで
剥がし取る、これまでにない新しい発想の清掃法です。
1)施工前
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2)PCオートクリーン塗布作業
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3)PCオートクリーン剥離作業
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4)施工後
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●特長●
1.PCオートクリーンを使用することで、下地清掃時に粉塵を発生させることなく、スレート表面の汚れを除去することが可能です。
2.稼動中の工場、物流倉庫など、高圧水洗処理がおこなえないスレート屋根に対し有効です。
3.高圧水洗等と違い、劣化スレート表面に亀裂を発生させてしまう危険性がありません。
4.水系材料なので、有機溶剤を使用することもなく、火気に対しても安全です。
5.清掃後、すぐに塗装工程に入れます。
6.部分的な下地清掃を行う際にも有効です。
●用途●
各種スレート改修塗装工事等の下地清掃
●荷姿●
18kg石油缶入り
●特性値及び性状●
項目
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特性(代表値)
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試験方法
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外観
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均一な淡い紅色
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JIS K 6828
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不揮発分(%)
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53.5
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JIS K 6828
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粘度(mPa・s)
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5000
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JIS K 6828
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pH
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5.5
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JIS K 6828
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イオン性
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ノニオン
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−
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最低造膜温度(℃)
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0
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JIS K 6828
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比重
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1.05
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社内試験法
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●施工方法 A(塗布作業)●
1.塗布前処理として鉄部、新設スレート表面等との取り合い箇所には、養生用テープ等で保護しておいてください。
(PCオートクリーンが鉄部、新設スレートに付着した場合、除去できなくなる場合があります。)
2.スプレー、ローラー、もしくは塗装用刷毛を用い、原液のままPCオートクリーンを塗布します。
3.塗布量は、0.5kg/uを標準とします。(下地により塗布量は多少変動する場合があります。)
4.添加水(水道水)で粘度調整することも可能ですが、5%以内でご使用ください。
規定量以上の水を添加した場合には、一体化した状態で剥離できなくなります。
●施工方法 B(剥離作業)●
1.材料硬化後、スレート端部にカッターナイフ、皮スキ等で切り込みを入れ、 硬化したPCオートクリーン塗膜を剥がします。
2.剥がした塗膜をゴミ袋等に入れ、産業廃棄物として処理します。
●硬化乾燥時間●
夏 2〜3時間
春秋 3〜5時間
冬 5〜12時間
●使用上の注意●
1.下地の状態により変動いたしますが、塗布量を下げますと剥離作業に影響がでることがあります。
2.汚れの付着量、もしくは付着程度により除去できない場合があります。その際は、工具類を用いて清掃するか、再度塗布して汚れを除去してください。
3.下地清掃スレート表面に汚れがない場合、PCオートクリーンがスレート表面に付着し、
剥れにくくなる場合もありますので、軽微な汚れ除去の場合にご使用いただく際には予め
テスト施工することをおすすめします。
4.直射日光をさけ、5〜35℃の風通しの良い屋内に保管してください。
5.作業時は、目や皮膚に付着しないように保護具を着用してください。
6.廃棄するときは、産業廃棄物として処理してください。
7.5℃以下の環境下では使用しないでください。。
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