既存の技術とは違う「新技術」
画期的なアスベスト除去用湿潤剤 ベストール
<ベストールとは>
水溶性高分子化合物の水溶液を主剤とし、水溶性の硬化剤と併用する2液混合タイプの 水ゲル型アスベスト除去用湿潤剤です。
アスベスト層にベストールを吹き付け、寒天のようなゲル状になれば大きなブロックで除去することができます。
<ベストールの特長>
新発想 水ゲル型アスベスト除去用湿潤剤
液状のベストールをアスベストに吹き付けると、1〜2時間でゲル化し、長時間保水効果を発揮します。 |
作業の効率
ベストールのゲル化は長続き。除去するタイミングを選びません。吹き付けて3日後の除去もOK。
作業の段取りが変わります。 |
快適作業
ゲル化による湿潤で飛散はなく、大きなブロックで除去できます。
除去落下物は機材などに接着汚染しないので、清掃が簡単に行えます。 |
安全宣言
無臭・無色透明なベストールは、人にも環境にも安全です。 |
<既存技術との比較>
既存技術 |
水 |
・安価で経済的。
・粉塵飛散防止効果が期待できない。
・除去時に大きなブロックにならない。
・除去後の落下した廃棄物が固定しない。 |
水溶性高分子 化合物 |
・固着させるには多量の樹脂量が必要。
・濃度アップすると粘度があがり、浸透しない。
・低濃度では含浸性はいいが、固着しない。
・大きなブロックで処理できない。 |
合成樹脂 エマルジョン |
・高濃度のまま深く浸透させると、躯体に固着のおそれがある。
・石綿固着するための被膜化まで時間がかかる。
・含浸しやすい低濃度品だと大きなブロックにならない。
・粉塵のために空中散布が必要。
・落下した石綿が足場などの機材に接着して取れなくなる。 |
新技術 |
ベストール (水ゲル)
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・塗布後、即効で除去作業が可能。また、時間をおいても可能。
・処理作業する時間が充分とれて、すみずみまで除去できる。
・大きなブロックで除去でき、飛散しない。
・充分含浸させて除去すれば、空中散布しなくてよい。
・ゲル化した落下物は足場などの機材を接着汚染しない。
・ゲル化した廃棄物は清掃が簡単で、少量に圧縮できる。
・飛散防止性にすぐれ、安全機器のフィルターが長持ちする。 |
<性状>
主成分
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ベストールJ(主剤):水溶性高分子水溶液
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ベストールH(硬化剤):水溶性化合物
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揮発分
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水
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外観
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無色透明、無臭
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<使用方法>
1.次の割合で処理剤(主剤と硬化剤)を水とよく混合し混合液をつくります。
処理剤
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重量部
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ベストールJ(主剤)
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18リットル入り缶
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1缶
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ベストールH(硬化剤)
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1リットル入りボトル
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1瓶
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水
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18リットル缶
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約2缶
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2.施工方法
上記混合液をアスベスト含有層にエアレススプレー装置を用いて散布します。
躯体まで浸透していることを確認し、浸透していない場合はさらに追加して散布します。
約1〜2時間後にはゲル化が完了し、剥離・除去作業に入ります。
ゲル化前でも除去作業はできます。
3.混合液の保存性
上記混合液は、pHがアルカリ性にならないと反応はあまり進みませんが、酸性でも
緩慢に反応し、いずれゲル化しますので、混合液はできるだけ早く、その日の内に
使い切ってください。
4.標準使用量(混合液として)
アスベスト吹き付け層の厚さ、空隙率などにより現場ごとに異なりますが、だいたいの
目安は10mm厚の場合、約1〜1.5リットル/平方メートル。20mmなら約2〜3リットル/平方メートル。
【総発売元】 大日化成株式会社 (TEL:06-6909-6755)
【製造元】 木村ファイン通商株式会社 (TEL:03-3256-4481)
ベストール工法協会へ
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